二輪のロールスロイス!ブラフ・シューペリアSs100の伝説と相場
二輪のロールスロイス!ブラフ・シューペリアSs100の伝説と相場に関する最新のニュースを分かりやすく解説します。最新情報を求める方は必見です。
インターネット上の掲示板やSNSでは、ブラフ・シューペリアに関して少なからず事実誤認が流通しています。ここで代表的な盲点と誤解を是正しておきましょう。
第一の誤解は、「現行の新生ブラフ・シューペリアも英国の工場で造られている」という思い込みです。ブランドのルーツは確かに英国ノッティンガムにありますが、現在の工房は前述の通りフランス・トゥールーズに拠点を置いています。エアバスの本拠地として名高いトゥールーズの高度な精密金属加工技術やカーボンコンポジット成形技術を取り入れることで、かつての英国車以上の精度を実現しています。これを「純血の英国車ではない」と批判的に捉える層も一部に存在しますが、グローバルな高級クラフトマンシップという観点からは必然の進化と言えます。
第二の誤解は、「SS100はただの豪華で重い直線番長だった」という言説です。確かに当時のSS100は長大なホイールベースを持っていますが、ジョージ・ブラフ自身が国際6日間エンデューロ(ISDT)などの競技に参戦して数々の金メダルを獲得していた事実が見落とされがちです。SS100は舗装路だけでなく、当時の荒れた未舗装路を時速160kmで駆け抜けるタフネスとコーナリング性能を兼ね備えた、当時の「真のレーシングマシン」でした。
第三の誤解は価格に関する認識です。「骨董品にプレミアムが付いているだけ」という見方は早計です。現存数が極めて少なく、一台ごとにフレームナンバーとエンジン番号の適合履歴が公認クラブ(Brough Superior Club)によって厳密に管理されているため、インフレヘッジとしての実物資産(オルタナティブ投資資産)として世界的なオークションで堅固な流動性を誇っています。