プロトロンビン時間とは?血液検査の基準値と異常値の原因を徹底解説
プロトロンビン時間とは?血液検査の基準値と異常値の原因を徹底解説についての最新情報をお届けします。
血液凝固の検査では、プロトロンビン時間(PT)とセットで「APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)」が測定されることが多々あります。この凝固系検査におけるPTとAPTTの違いは、検査が捉える凝固経路の領域にあります。
PTが血管外からの刺激に反応する「外因系」および共通経路を調べるのに対し、APTTは血管内の内皮損傷などに反応する「内因系」および共通経路の異常を調べます。APTTの基準値は一般的に約25〜40秒です。
例えば、血友病(第VIII因子や第IX因子の欠乏)ではAPTTのみが延長し、PTは正常を示します。一方、肝障害の初期やビタミンK欠乏の初期では半減期の短い第VII因子が減少するため、PTが先行して延長します。両者を併せて評価することで、どの凝固系段階に障害が起きているかを正確に特定できる仕組みです。