鼻のめんちょうの治し方|激痛の理由と最速で治す市販薬&受診目安
鼻のめんちょうの治し方|激痛の理由と最速で治す市販薬&受診目安に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
ネット上には、面疔の治し方に関して医学的根拠の薄い危険な情報が氾濫しています。その最たるものが「絆創膏で密閉して一晩で膿を吸い出す」という裏ワザ的な俗説です。市販のハイドロコロイドパッチや絆創膏で化膿しためんちょうを完全に密閉すると、内部の温度と湿度が保たれ、酸素を嫌う細菌の増殖をかえって促してしまう危険性があります。外用薬を塗布した後は、過度に密閉せず、清潔な通気性を確保することが原則です。
もう一つの盲点は、普段使用しているニキビケア用のピーリング剤やレチノール製品をそのまま患部に使い続けてしまうミスです。ニキビ初期の毛包炎レベルであれば、アダパレン外用薬などで毛穴の詰まりを解消するアプローチは理にかなっています。しかし、すでに組織深部が化膿している面疔の患部に角質剥離作用のある強いスキンケアを重ねると、皮膚のバリア機能が一段と破壊され、黄色ブドウ球菌の侵入を加速させてしまいます。
さらに、「鼻の穴の内側」に生じた痛烈なできものを、外側の面疔と同じ感覚で放置してしまうケースも警戒が必要です。鼻腔内の毛根に生じる炎症は「鼻前庭炎(びぜんていえん)」や「鼻せつ」と呼ばれ、軟骨膜炎へと波及しやすいデリケートな部位です。粘膜に近い部位には自己判断で市販の軟膏を塗りたくるのではなく、より繊細な処置が求められます。