カロナール効かない!ロキソニン併用と服用間隔の注意点を薬剤師が解説

カロナール効かない!ロキソニン併用と服用間隔の注意点を薬剤師が解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

大手調剤薬局やドラッグストアの店頭、さらにはSNS上の相談コミュニティを定点観測すると、「カロナールを飲んだが痛みが引かないので、30分後にロキソニンSを流し込んだ」という書き込みが日常的に見受けられます。しかし、この安易な多剤併用が招く臨床的トラブルは想像以上に深刻です。

東京都内の基幹病院門前薬局に勤務するベテラン指導薬剤師は、現場の実情を次のように明かします。

「インフルエンザ流行期や季節の変わり目に、『熱が下がらないから手持ちの解熱剤を交互に短時間で飲んでいたら、激しい胃痛と吐き気で動けなくなった』と救急外来に駆け込む患者さんが毎年必ずいらっしゃいます。解熱鎮痛剤の飲み合わせを甘く見て、作用機序の異なる薬を矢継ぎ早に摂取した結果、急性胃粘膜病変を起こしてしまうケースです」

特に危険なのが、ロキソニンの副作用と胃薬の重要性を軽視した自己服薬です。ロキソニンをはじめとするNSAIDsは、胃粘膜を保護するプロスタグランジンの合成までブロックしてしまうため、空腹時の単独服用や短時間での重ね飲みによって、わずか数日で胃潰瘍や十二指腸潰瘍の出血を引き起こすことがあります。市販薬としてロキソニンを購入する際にも、胃粘膜保護成分(酸化マグネシウム等)が配合されたプレミアム製剤を選ぶか、医師から処方されたレバミピド(ムコスタ)やファモチジン(ガスター等)などの胃薬を併用することが強く推奨される理由はここにあります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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