人間の歯の数は何本?大人28〜32本の真相と80代の残存歯数2026
人間の歯の数は何本?大人28〜32本の真相と80代の残存歯数2026の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
30代までは親知らずを除いた28本を維持している人が大半ですが、40代以降になると歯を失うスピードは急激に加速していきます。厚生労働省が実施する「歯科疾患実態調査」や各自治体の追跡データに基づき、大人の歯の平均本数と現在の傾向を分析すると、年代別のシビアな現実が浮き彫りになります。
平均的な現在歯数は、40代で約27本、50代で約25本、60代で約22本、70代で約17〜18本へと減少していきます。かつて日本の高齢者は入れ歯が当たり前であり、1989年に厚生省(当時)と日本歯科医師会が「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」と呼びかけた8020運動達成率の推移は、開始当初わずか8.2%(約12人に1人)に過ぎませんでした。
しかし、官民一体となった予防啓発、フッ素配合歯磨き粉の普及率9割超え、そして歯科衛生士によるプロフェッショナルケアの定着により、達成率は目覚ましい飛躍を遂げました。2016年調査で51.2%と初めて過半数を記録し、高齢者の残存歯数2026年最新動向においても、80歳〜84歳の5割以上が20本以上の歯を残す水準を安定して維持しています。
現場の歯科衛生士は、「かつては『痛くなったら行く場所』だった歯科医院が、40代・50代を中心に『3カ月に1回、歯石を取りに行くメンテナンスの場所』へと人々の意識が切り替わったことが、近年の残存歯数の底上げに決定的な影響を与えている」と証言しています。しかし、残る歯が増えたからこそ、高齢期における歯周病重症化や根面う蝕(歯根の虫歯)という新たなリスクも浮上しています。