エリクソン発達課題8段階一覧!年齢別の危機と国家試験の覚え方を解説
話題沸騰中の エリクソン発達課題8段階一覧!年齢別の危機と国家試験の覚え方を解説について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。
発達理論の多くが児童期や思春期で考察を終えていた時代に、エリクソンは中年期以降の人間的成長を克明に描き出しました。その白眉ともいえる概念が、第7段階である壮年期のジェネラティビティ(Generativity:世代継承性 / 生殖性)です。
ジェネラティビティとは、「次の世代を生み出し、育み、導くことへの関心と実践」を指す造語(generate+productivity+creativity)です。自分の子どもを育てることにとどまらず、職場での後輩指導、地域社会への貢献、文化や技術の継承など、未来の世代により良い価値を残そうとする利他的な働きかけ全般を含みます。これに対して自分の利害や保身にのみ終始してしまう状態が「停滞(Stagnation)」です。
そして人生の最終幕である第8段階・老年期には、自我統合 対 絶望という総決算の課題が待ち受けています。それまでに歩んできた人生の成功も失敗も受容し、「自分の人生はこれで良かった」と肯定的に振り返ることができる状態が自我の統合です。この境地に達したとき、人間は死の恐怖を超越した「英知(賢さ)」を獲得します。逆に、やり直しの利かない過去を悔やみ、他者や環境を呪う状態が絶望となります。