猛暑を乗り切る夏の旬の食べ物決定版!疲労を防ぐ食の極意と新常識
猛暑を乗り切る夏の旬の食べ物決定版!疲労を防ぐ食の極意と新常識の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
夏の食習慣には、長年信じ込まれてきた迷信や、健康に良かれと思って実践した結果が裏目に出るケースが潜んでいます。その典型例がうなぎを食べる理由と時期にまつわる誤解です。
江戸時代の蘭学者・平賀源内が考案した販促キャッチコピーが発祥とされる「土用の丑の日のうなぎ」。本来、天然うなぎの最も脂が乗って美味とされる旬は、越冬に向けて栄養を蓄える晩秋から初冬にかけてです。現代の養殖技術により夏でも良質な脂のうなぎが供給されていますが、「夏バテで胃腸が弱り切っている時に、高脂肪のうなぎを丸ごと1尾食べる」のは消化器系にとって逆効果となる危険を孕んでいます。胃液の分泌が低下した状態で重い脂質を取り込むと、胃もたれや消化不良を引き起こし、結果として体力を消耗させてしまいます。土用の丑の日にうなぎを食す際は、少量を刻んでとろろご飯に乗せる、あるいは胃酸分泌を助ける山椒をしっかり振って食べる工夫が不可欠です。
さらに見過ごせないのが、体を冷やす食べ物の注意点です。きゅうり、すいか、トマトなどの夏野菜はカリウムと水分が豊富で、利尿作用とともに体温を下げる優れた性質を持っています。しかし、エアコンが効いた室内でこれらを過剰に摂取し続けると、深部体温が低下して「内臓冷え」を引き起こします。内臓冷えは基礎代謝の低下と免疫機能の減退を招き、秋口に重篤な体調不良として表面化します。
この冷えスパイラルを断ち切るために不可欠なのが、薬味(生姜、ミョウガ、大葉)やスパイスの併用です。昼食の定番である麺類においても、そうめんアレンジ人気具材として定番化した「豚しゃぶ・キムチ・オクラ・すり胡麻」のトッピングを取り入れることで、炭水化物への偏りを防ぎ、深部体温を維持しながら持続的な活力を確保することが可能になります。