黒い便は大腸がんのサイン?タール便の正体と危険な色の見分け方
黒い便は大腸がんのサイン?タール便の正体と危険な色の見分け方とは一体何なのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
黒い便や血便を確認した際、受診すべき診療科は「消化器内科」「胃腸科」あるいは「内視鏡内科」です。痔の可能性が高いと感じる場合でも、大腸疾患が隠れているリスクを排除するため、まずは消化器の専門医を標榜するクリニックを選ぶのが鉄則です。
診療では、まず問診と血液検査で貧血の有無や炎症反応を測定し、上部・下部どちらの出血が疑われるかに応じて「胃カメラ(上部消化管内視鏡)」や「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」が実施されます。現在の大腸内視鏡検査は、鎮静剤(静脈麻酔)を使用して眠っている間に苦痛なく終了する手法が主流です。
【プロの結論】受診を急ぐべき人・様子見でよい人の判断基準
便の異常に直面した際、パニックに陥ることなく合理的に行動するための線引きを示します。
【一刻も早く医療機関を受診すべき人】
- 光沢のあるドロッとしたタール便(黒色便)が2回以上連続して出た人
- 黒い便に加えて、めまい、冷や汗、立ちくらみ、激しい胃痛・腹痛を伴う人
- 食事や薬に心当たりがないにもかかわらず便の色が明らかに異変を示している人
- 40歳以上で過去に一度も胃カメラ・大腸カメラ検査を受けたことがない人
- 健康診断の便潜血検査で一度でも「陽性」判定を受けた人
【1〜2日の経過観察でよい人】
- 前日に鉄剤の服用、イカ墨料理、過度の赤ワインや海苔などを摂取した明確な自覚がある人
- 便の硬さや形状が普段と変わらず、異臭や腹痛・貧血症状が一切ない人
- 該当する食品・薬剤を止めた後、翌日〜翌々日の排便で通常の色調(黄褐色〜茶褐色)に戻った人