デイゴの花が咲くと大災難?不吉な噂の真相と激減した衝撃の理由
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本土の公園や街路樹でも「デイゴ」と名札が付けられた赤い花を見かける機会がありますが、その大半は南米原産の近縁種です。沖縄県花デイゴの特徴と、温帯でも育つアメリカデイゴとの違いを正しく把握している人は多くありません。
真正のデイゴ(Erythrina variegata)はインドやマレー半島、台湾、南西諸島を原産とするマメ科の落葉高木です。寒さに極めて弱く、霜が降りる本土の露地では越冬できません。春先に葉が出るよりも先に、立ち上がった枝先に燃えるような朱紅色の花を上向きに密集させて咲かせます。また、幹の材質が軽くて柔らかく、乾燥しても狂いが生じにくいため、何層もの漆を塗り重ねる伝統工芸「琉球漆器」の最高の木地材として珍重されてきました。
一方、鹿児島県の県木としても親しまれているアメリカデイゴ(Erythrina crista-galli、別名カイコウズ)は、花びらが濃い暗赤色で、舟形の肉厚な花が下向きに垂れ下がるように咲きます。こちらは比較的寒さに強く、関東以南の温暖な地域であれば街路樹として容易に越冬・開花します。