安芸高田市の居眠り問題、その後は?恫喝裁判の衝撃結末と議員たちの現在
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日本中の注目を集める契機となった騒動は、2020年9月25日の安芸高田市議会本会議で起きました。同年8月の市長選で初当選したばかりの石丸伸二市長(当時)が自身の公式Twitter(現X)に「市議会で居眠りをする議員がいる。居眠りをするなら、去れ」という趣旨の投稿を行い、地方議員のモラルを痛烈に批判したのです。
このとき安芸高田市で居眠りを指摘された議員は誰だったのかというと、当時当選3期目を迎えていた武智秀生(たけち ひでき)議員でした。本会議中に目を閉じ、頭を垂れていた様子が議場カメラや関係者に目撃されたことで、騒動の火蓋が切られました。
事態を受けて武智議員は記者会見を開き、単なる職務怠慢ではなく体調不良による意識喪失であったと釈明しました。武智氏は睡眠時無呼吸症候群や過去の脳梗塞の既往症を患っており、医療機関が発行した「病気の診断書」を議会事務局に正式に提出。「居眠りをしていたのではなく、意識が飛んでしまっていた」と主張し、治療に専念する姿勢を示しました。
しかし、ネット上では「言い訳にすぎない」「居眠り議員は辞職すべきだ」という厳しい声が殺到しました。議会内では武智氏に対する辞職勧告決議案の提出なども取り沙汰されましたが、法的な強制力を持つ失職には至らず、病気の主張と市民・ネット世論の激しい怒りの間で議論は平行線をたどることになりました。