【真相】香の川製麺はなぜ閉店ラッシュ?3玉同一価格の現在と丸亀との違い

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ロードサイドを車で走っていて、慣れ親しんだ香の川製麺の看板が突如として別の看板に掛け替わっている光景に戸惑ったドライバーは少なくありません。ネット上では「経営破綻したのか」「味が落ちたから客が離れたのか」といった憶測が飛び交っていますが、その本質は運営母体である株式会社フレンドリーの経営再建経緯に伴うドラスティックな事業構造改革にあります。

株式会社フレンドリーは、もともと関西を基盤とする老舗ファミリーレストランチェーンとして名を馳せました。しかし、外食市場の成熟やファミレス事業の長期低迷を受け、起死回生の一手として注力したのがセルフ讃岐うどん業態「香の川製麺」への転換でした。うどんは原価率のコントロールが利きやすく、セルフ方式によって人件費を圧縮できる有望業態と見込まれたためです。

ところが、フレンドリーの公式開示資料や決算説明資料を読み解くと、構造的な二重苦が同社を襲ったことが浮き彫りになります。第一に、コロナ禍以降の客足の戻りの遅れ。そして第二に、2022年以降に本格化した世界的な小麦価格の跳ね上がり、パーム油などの揚げ油の高騰、さらには店舗運営を直撃した電気・ガス代といったエネルギーコストの急騰です。

特に香の川製麺は「腹いっぱい食べられる低価格うどん」を旗印にしていたため、原価上昇をそのまま価格へ転嫁することが極めて難しいビジネスモデルでした。同社は黒字化定着に向けた財務健全化のため、採算ラインを割り込んだ店舗の賃貸借契約満了や早期解約を断行。結果として、郊外の大型ロードサイド店を中心にスクラップ&ビルドが進み、客の目には「相次ぐ閉店ラッシュ」として映ることになりました。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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