インフルエンザで薬を飲まないとどうなる?自然治癒の限界と真のリスク
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インフルエンザウイルスに感染した際、抗ウイルス薬を一切服用しない場合、体内では白血球を中心とした獲得免疫がフル稼働します。ウイルスは感染後24時間から48時間で増殖のピークを迎え、免疫システムが対抗することで激しい炎症反応、すなわち38度以上の高熱や関節痛、強い倦怠感が生じます。
インフルエンザ自然治癒の臨床経過を追うと、健康な成人の体内からウイルスが大幅に減少し、平熱に戻るまでの期間は概ね発症から5日から7日間です。抗ウイルス薬を服用した患者群と比較した場合、解熱までに要する時間の差は約12時間から24時間(半日から1日程度)にとどまるというデータが感染症学会などの追跡調査で報告されています。
この「有熱期間が1日前後短縮されるだけ」という事実こそが、ネット上で抗ウイルス薬不要論真相として拡散される根拠になっています。「たった1日早く熱が下がるだけなら、高価な薬代を払ったり副作用に怯えたりしてまで飲む必要はない」という論理です。しかし、この1日の短縮とウイルスの急激な抑制が、体力の消耗を防ぎ、後述する重篤な続発性感染症を食い止める決定打になる側面を見落としてはなりません。