牛すじ煮込みの下処理完全版!硬さと臭みをゼロにするプロの裏ワザ

牛すじ煮込みの下処理完全版!硬さと臭みをゼロにするプロの裏ワザに関する最新のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

専門店の厨房で行われているプロの仕込み手順詳細を、一般家庭の調理環境に合わせて最適化したステップバイステップの工程を公開します。ここでのひと手間が、仕上がりの透明感とコクを決定づけます。

【ステップ1:第1次下茹で(汚れとアクの排出)】
大きめの鍋にたっぷりの水を張り、冷蔵庫から出した生の牛すじをそのまま投入します。必ず「水から」火にかけるのが鉄則です。急激に熱湯へ入れると表面だけが熱凝固し、内部の血液や老廃物が閉じ込められてしまうためです。中火で加熱し、沸騰直前から大量の泡や灰褐色のアクが浮き上がってきたら、そこから強めの中火で5分〜7分間グラグラと煮立たせます。

【ステップ2:流水洗浄とカット】
茹で汁をすべてシンクに捨て(茹でこぼし1回目)、ザルに牛すじをあけます。ここで流水を当てながら、肉の表面にこびりついた茶色いアク、ぬめり、不要な余分な脂肪の塊を指先で丹念に洗い落とします。汚れを落としたら、煮縮みを計算して一口大よりやや大きめ(約3〜4cm角)に包丁で切り分けます。生の状態よりも加熱後の方が刃が入りやすく、安全に作業できます。

【ステップ3:第2次下茹で(コラーゲンの軟化)】
鍋を一度きれいに洗い、カットした牛すじ、かぶるくらいたっぷりの水、薄切りにした生姜、そして生姜と長ネギの青い部分を加えます。酒(料理酒または清酒)を大さじ3〜4杯ほど加えることで、アルコールの揮発効果とともに揮発性臭気成分を飛ばします。沸騰したら極弱火に落とし、表面がかすかに揺れる程度の火加減をキープします。

ここで重要なのが茹でこぼし回数の判断です。鮮度が良好な和牛すじや下処理済みのスジ肉であれば「茹でこぼしは1回、本茹でへ移行」で十分旨味を残せますが、輸入牛の冷凍すじや独特の匂いが強い部位の場合は「5分茹でこぼし→洗う」の工程を合計2回繰り返してから第3ステップに進むのが最も安全です。

第2次下茹でにおける下茹で時間の目安は、通常の両手鍋を使用する場合で90分〜120分です。途中で湯面が下がって肉が空気に触れると乾燥して硬直するため、蒸発した分の差し水を足しながら、ペーパータオルで落とし蓋をしておきます。これが効率的なアク取りのコツにも直結し、浮遊する微細な脂を吸着してくれます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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