山椒の葉の佃煮完全攻略|苦味消しと色鮮やかさを両立する料亭の黄金比
山椒の葉の佃煮完全攻略|苦味消しと色鮮やかさを両立する料亭の黄金比を詳しくリサーチ! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
山椒を扱う上で混同されやすい対象が、初夏に収穫される果実(実山椒)と、春先に摘み取る若葉(葉山椒・木の芽)です。この2者は含有される成分の比率も下処理の強度も完全に異なります。
実山椒と葉山椒の違いを整理すると、実山椒は硬い果皮に包まれており、サンショオールの含有量が極めて高く、下茹で後に1〜3時間もの長時間の水晒しを要します。対して葉山椒は組織が極薄であり、加熱も晒しも分単位で完了させなければ香気成分を維持できません。実山椒のレシピをそのまま葉に適用してしまうと、香りの抜けた繊維屑になってしまうため厳重な注意が必要です。
また、庭木から数百度グラム単位で収穫できた場合の山椒の葉の大量消費レシピとしては、すべてを一度に佃煮へと加工するのではなく、下茹で直後のペースト化や「下処理済み生葉の急速冷凍」が極めて機能的です。茹でて水気を固く絞った葉をフードプロセッサーでオリーブオイル・塩とともに撹拌すれば「和風ジェノベーゼ」として冷凍保存でき、白身魚のソテーやパスタのソースへと用途が劇的に拡大します。