子どもの溶連菌は大人がうつるとどうなる?症状や出勤停止の基準を徹底解説

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溶連菌感染症で最も恐ろしいのは、喉の痛みが引いた数週間後に訪れる遅発性の合併症です。「症状が軽くなったから」と途中で薬の服用をやめてしまうと、体内に生き残った溶連菌が自己免疫反応の異常を引き起こします。

代表的な合併症が溶連菌感染後に発症する急性糸球体腎炎です。感染から1〜3週間後に血尿(紅茶色の尿)、全身のむくみ(浮腫)、血圧上昇などの症状で発症します。また、心臓の弁や関節に不可逆的な障害を及ぼす「リウマチ熱」も溶連菌特有の後遺症として知られています。これらを確実に防ぐため、医師から処方された抗生物質の治療期間(通常ペニシリン系で10日間、セフェム系で5〜7日間など)は、症状が完全に消えても必ず最後まで飲み切ることが鉄則です。

さらに近年、メディア等で注目される溶連菌の大人の重症化リスクと劇症型(劇症型溶血性レンサ球菌感染症:STSS)についても正しい理解が必要です。劇症型溶連菌は「人食いバクテリア」とも称され、急激なショック状態や多臓器不全、軟部組織の壊死を引き起こす致死率の高い感染症です。ただし、通常の咽頭炎を起こす溶連菌がそのまま劇症型に変化する頻度は極めて稀であり、傷口からの感染などが主なルートとされています。通常の喉の溶連菌感染を必要以上に恐れる必要はありませんが、「手足の激しい腫れや激痛」「急激な血圧低下・意識障害」など異変が見られた場合は、一刻を争う救急要請が必要です。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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