シーサーペントは実在するのか?目撃証言と正体に迫る海洋科学の現在
シーサーペントは実在するのか?目撃証言と正体に迫る海洋科学の現在とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
シーサーペント(Sea Serpent)は、海に生息するとされる細長い蛇状の巨大未確認生物の総称です。その歴史は極めて古く、北欧神話に登場する世界を取り巻く大蛇「ヨルムンガンド」や、16世紀の司教オラウス・マグヌスが著した『北方民族文化誌』に描かれた怪獣図像など、中世以前から大海蛇伝説として航海史の随所に記録されてきました。
同じく海の怪物として広く知られる存在に「クラーケン」が挙げられますが、この2体には生物学的モチーフに明確な相違点が存在します。北欧近海に出没するとされたクラーケンは、数多くの触手で船を丸ごと海底へ引きずり込む巨大な頭足類(ダイオウイカやダイオウホウズキイカの誇張)が原型です。
一方、シーサーペントは胴体が数個から数十個の起伏(コブ)を描いて海面を進み、馬のような頭部や背びれ、たてがみを持つと描写されるケースが目立ちます。頭足類とは異なる脊椎動物的な運動様式が報告されている点が、クラーケンとシーサーペントの決定的な違いです。