原千晶のがん闘病と現在|2度の再発・子宮全摘出を越えた真実

原千晶のがん闘病と現在|2度の再発・子宮全摘出を越えた真実の特集記事を解説します。役立つ情報がチェックできます。

原千晶さんが最初に異変を感じたのは、30歳を迎えた2005年初頭のことでした。不正出血などの体調不良をきっかけに受診した婦人科で告げられた病名は「子宮頸がん(ステージ1)」。当時の彼女はタレントとして多忙を極めており、病気の深刻さを十分に受け止めきれないまま、医師から提示された選択肢の中から将来の出産に望みを残す「子宮温存手術(円錐切除術)」を選択しました。術後の経過は順調に見え、仕事への復帰も果たします。

しかし、その後に最大の落とし穴が待っていました。本来であれば術後数年間は数ヶ月おきの厳格な定期検診が必要不可欠であったにもかかわらず、体調の回復と過密スケジュールの重なりから、原さんは通院を怠ってしまいます。当時の心情について、原さんは自著や手記の中で「どこかで『もう自分は治った』と思い込みたかった」「病院に行って悪い結果を聞くのが怖かった」と率直に吐露しています。

検診を中断したまま約4年が経過した2009年末、再び激しい体調不良と不正出血に見舞われます。再検査の結果判明したのは、子宮頸がんの再発、さらに子宮体がんも併発しているという極めて深刻な診断でした。医師から告げられた選択肢は「子宮全摘出」。温存の余地はなく、命を守るためには子宮および卵巣・卵管をすべて切除する手術を受けるほかありませんでした。自らの検診中断が招いた結果に対する深い自責の念と、女性としてのアイデンティティや母となる未来を失う恐怖が、彼女の心に重くのしかかりました。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest