無気肺とは?術後に突然悪化する原因と初期症状・治療法を徹底解説
無気肺とは?術後に突然悪化する原因と初期症状・治療法を徹底解説に関する疑問を詳しくまとめました。専門的な情報をご覧ください。
Q1:無気肺は自覚症状がないまま自然に治ることはありますか?
A1:範囲がごく一部(微小無気肺)であれば、通常の日常生活の中で深呼吸をしたり歩行したりして肺が自然に広がり、自覚症状もないまま数日で改善することは珍しくありません。しかし、痰の詰まりが放置されたり臥床状態が続いたりすると、急速に範囲が拡大して肺炎を続発するため、「自然治癒を待って安静にし続ける」のは逆効果です。意識的に起き上がり、深呼吸を促すことが推奨されます。
Q2:無気肺になると聴診器でどのような呼吸音が聞こえますか?
A2:無気肺が生じている部位では空気が流入しないため、正常な呼吸音が「減弱(小さくなる)」または「完全に消失」します。また、しぼんだ肺胞に空気が無理に入り込んでパチパチと開く際に生じる「細かいクラックル音(捻髪音)」が深吸気時に聴取されることもあります。気道に痰が詰まっている場合は、ゴロゴロとした連続性ラ音(低調性連続性ラ音)が混ざることも特徴です。
Q3:家族が術後に無気肺と診断されました。付き添いとして何か手伝えることはありますか?
A3:患者が咳をする際に、手術創(傷口)の上に清潔なバスタオルやクッションを当てて両手でしっかりと押さえてあげる(スプリンティング介助)と、痛みが大幅に和らぎ、痰をしっかり吐き出しやすくなります。また、医師や看護師の許可が出ている範囲で、ベッドの上でこまめに姿勢を変える(体位変換)よう声をかけたり、歩行練習に付き添ったりすることが非常に有効な支援となります。
Q4:無気肺と気胸は何が違うのですか?
A4:どちらも「肺がしぼむ」状態ですが、原因が内外で逆です。無気肺は気道の内側が詰まるなどして肺胞自体の空気が抜けてしぼむ病態です。一方、気胸は肺の表面に穴が開き、漏れ出た空気が胸膜腔(肺の外側の空間)に溜まることで、外側から肺が押し潰される病気です。気胸では激しい胸痛や突然の呼吸困難を伴うことが多く、レントゲン上でも胸膜腔内の脱気像として明確に区別されます。