村井俊治の地震予知は当たる?Mega地震予測の的中率と科学的根拠を暴く
村井俊治の地震予知は当たる?Mega地震予測の的中率と科学的根拠を暴くについての最新情報をご紹介します。
週刊誌のセンセーショナルな見出しやSNS上の噂話には、測量技術と地球物理学の乖離から生じる重大な盲点が潜んでいます。
1. GNSSデータの「ノイズ」問題
地震学者や地球物理学者が最も強く指摘するのは、「電子基準点が示す上下動の微小なブレは、必ずしも地下の応力変化を意味しない」という点です。GNSS衛星からの電波は、上空の電離層や水蒸気量の変化、アンテナ周辺の環境変化(樹木の成長や工事)、さらには観測機器のファームウェア更新によって、数センチメートル程度の人工的な誤差(ノイズ)を生じさせます。専門家コミュニティでは「JESEAの検出している前兆の多くは、大気ノイズや機器特性を過大評価した結果ではないか」と分析されています。
2. 査読付き学術誌での検証プロセスの不足
科学の世界において自説の正当性を証明する唯一の道は、第三者の研究者が同じデータを使って検証できる「査読論文」として発表し、批判に耐え抜くことです。村井氏の手法に関しては、学会での口頭発表や自社レポートは存在するものの、国際的な地球物理学ジャーナルにおいて予測精度の再現性が公認された決定打は未だ存在しません。この点が、学術界から「疑似科学」あるいは「エンターテインメントの域を出ない」と冷ややかに見なされる要因です。