唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因は?病気の兆候と耳鼻科の受診目安

唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因は?病気の兆候と耳鼻科の受診目安についての疑問解決ガイドをお届けします。

耳の奥でバリバリ音が鳴る背景には、性質の異なる複数の疾患が存在します。特に判別が難しい「耳管開放症」「耳管狭窄症」「滲出性中耳炎」について、臨床統計および検査データを基に比較表としてまとめました。

疾患名詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価耳管開放症耳管が開きっぱなしになる疾患。自声強調(約85%の患者が自覚)、呼吸音の聴取。急激な体重減少(3kg以上の減少)が引き金になるケースが全体の約30%を占める。前屈位(お辞儀の姿勢)や仰向けに寝ると、頭部への血流増加で耳管粘膜が鬱血し症状が一時的に消失・軽減する。頭を下げると音が止まるかどうかが最大の鑑別ポイント。脱水や過度なダイエットが主因となるケースが目立つ。耳管狭窄症耳管が塞がったまま開かなくなる病態。耳管狭窄症の症状として耳閉感、軽度の難聴、唾を飲んでも耳抜きができない感覚が主症状。風邪やアレルギー性鼻炎の併発率約60%。ティンパノメトリー検査(鼓膜の動きを測定)で陰圧パターン(C型波形)を示す。保険診療での検査費用は約1,000円〜2,000円(3割負担)。鼻炎や副鼻腔炎の治療を先行させることが完治への最短ルート。中耳の気圧が下がり鼓膜が奥に引き込まれている状態。滲出性中耳炎中耳腔にサラサラまたは粘調な浸出液が貯留。頭を動かしたときに「水が動くようなコトコト音」やバリバリ音が生じる。成人の約15%が風邪後に発症。純音聴力検査で伝音難聴(骨伝導は正常だが気導聴力が低下、20〜30dB程度の低下)を確認。投薬治療期間は通常2〜4週間。痛みが無いため発見が遅れやすい。成人で片側のみ発症が続く場合は上咽頭腫瘍などの精密精査が必須となる。

自身がどの状態に近いかを把握するために、次の滲出性中耳炎のセルフチェック項目を確認してください。当てはまる項目が多いほど、中耳腔に病変が起きている可能性が高まります。

  • 唾を飲み込んだ時だけでなく、頭の向きを変えた時にも耳の奥で液体が動くような音がする
  • テレビの音量を以前より2〜3段階上げないと聞き取りにくくなった
  • 耳に水が入ったような詰まり感が、あくびをしても改善しない
  • 鼻を強くすすった後に、耳の奥が詰まるような違和感が残る
  • 1〜2週間以内に風邪をひいた、あるいは強い鼻炎症状があった
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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