猫の腎臓病新薬Aimはいつ発売?2026年治験と寿命30年の真相
猫の腎臓病新薬Aimはいつ発売?2026年治験と寿命30年の真相の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
「猫の腎臓病新薬が完成すれば、寿命が30歳まで延びる」という話は、決して根拠のない誇大広告ではありません。この予測の背景には、宮崎教授が解明した猫特有の生体メカニズムが存在します。
血液中に存在するタンパク質「AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)」は、体内で生じた細胞の死骸やゴミに結合し、マクロファージに掃除させる目印となる役割を果たします。ヒトやマウスの場合、腎臓の尿細管に老廃物が詰まりかけるとAIMが遊離して掃除を促しますが、ネコ科の動物はAIMが血中タンパク質と強固に結合したまま離れず、機能しない状態になっていることが突き止められました。
この先天的要因により、猫は加齢とともにほぼ例外なく腎臓にゴミが溜まり、5〜6歳頃から腎機能が低下して慢性腎臓病を発症します。死因のトップである腎不全を防ぐことができれば、猫本来の生命力を維持し、現在の平均寿命(約15歳)を大幅に超えて25〜30歳まで生きられる個体が増えるという推計が成り立ちます。