愛犬が寝ている時の痙攣は危険?生理現象と発作の違いや緊急サイン
愛犬が寝ている時の痙攣は危険?生理現象と発作の違いや緊急サインの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
愛犬が睡眠中に手足をバタバタさせる、あるいはピクピクと全身を小刻みに震わせる現象の約8割は、健康な犬に見られる正常なレム睡眠に起因するものです。犬の睡眠サイクルは人間よりも短く、浅い眠りであるレム睡眠と深い眠りであるノンレム睡眠を約20分周期で繰り返しています。
身体の筋肉が弛緩しているレム睡眠中、大脳皮質では日中の記憶処理や感情の整理が行われています。このとき、脳幹にある運動抑制メカニズムの隙間を縫って微弱な神経信号が筋肉に伝達される結果、まるで夢の中で野原を走っているかのように足を動かしたり、口元をモゴモゴ動かして寝言を発したりします。これが、多くの飼い主が目撃する犬の寝言やピクつく原因の正体です。
また、犬が睡眠時に白目をむく姿にショックを受ける方も少なくありませんが、これも眼球を保護する「瞬膜(第三眼瞼)」が筋肉の弛緩によって露出するために起こる純粋な生理反応です。呼吸が規則正しく、手足の力が抜けてリラックスしている状態であれば、過度な心配はいりません。