安楽死の費用総額と内訳|スイス渡航の実態と厳格な審査条件を検証
安楽死の費用総額と内訳|スイス渡航の実態と厳格な審査条件を検証の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
世界中で安楽死や自死幇助を合法化する国は複数存在するものの、自国に居住権のない外国人を公式に受け入れているのは実質的にスイスのみです。スイス国内には複数の自死幇助団体が存在しますが、外国人を受け入れている代表的な団体には特徴と費用の違いがあります。
1. ディグニタス(DIGNITAS)
1998年に弁護士のルートヴィヒ・ミネリ氏によって設立された、世界で最も知名度が高い非営利団体です。チューリッヒ近郊を拠点とし、長年にわたり多くの外国人を受け入れてきた実績を持ちます。
ディグニタスの費用体系は、入会金(約200スイスフラン)および年会費に加え、医療審査料、2回にわたるスイス公認医師の診察料、幇助実行料、死後の検死・葬儀手続き委託料を合わせたパッケージ形式をとっています。合計負担額はおよそ10,000〜12,000スイスフラン(約170万〜210万円)です。経済的困窮者に対しては減免制度を設けていると公表されていますが、外国人に対する減免審査は極めて厳格であり、預金残高や資産証明の提出が求められます。
2. ライフサークル(lifecircle)
医師のエリカ・プライシヒ博士によってバーゼル近郊で運営されている団体です。緩和医療の現場経験を重視し、患者とその家族との対話を丁寧に行う方針で知られています。
ライフサークルでの手続き費用もディグニタスとほぼ同水準であり、医療記録の精査から実行当日の立ち会い、現地火葬までのトータルで約10,000〜13,000スイスフラン(約170万〜230万円)が必要です。同団体は患者の身体的自由を尊重する一方で、事前のオンライン面談や日本の主治医からの詳細な病状報告を厳しくチェックする体制を敷いています。
3. ペガサス(Pegasos)
近年、英語圏を中心に利用者が増えている比較的新しいスイスの団体です。手続きの透明性とスムーズなコミュニケーションを掲げており、費用総額は約11,000〜14,000ユーロ(約180万〜230万円)程度に設定されています。