シャーペン1本で変わる!アナログイラスト上達法と道具選びの決定版
シャーペン1本で変わる!アナログイラスト上達法と道具選びの決定版の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。
モノクロのシャープペン画で立体感を表現するためには、単に輪郭をなぞるだけでなく、面の向きと光の当たり方を意識したトーンの重ね方が欠かせません。
基本となるのは「ハッチング(平行線)」と「クロスハッチング(交差線)」の規則性です。線の密度と重ねる角度を変えることで、段階的なグレーの階調を作ります。ここで重要になるのが筆圧のグラデーションです。ペン先を寝かせ気味に持ち、紙を引っ掻くのではなく黒鉛の粉をそっと乗せる感覚で動かすと、ムラのない滑らかな面が作れます。
さらに立体感を際立たせるのが、擦筆(さっぴつ)や化粧用パフを使った「ボカシ」の工程です。硬質な描線を指や擦筆で軽く擦ることで、黒鉛粒子が紙の凹凸に入り込み、滑らかな肌の質感や柔らかな影へと変化します。ボカした後に練り消しゴムの角を押し当てて部分的に黒鉛を吸い取れば、鋭いハイライトが生まれ、金属やガラスのような硬質な光沢感も自在に演出できます。