国立国会図書館関西館は誰でも使える?利用法から食堂まで完全解説

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「研究者や国会議員のような特定の人しか入れないのではないか」「事前審査が厳しいのではないか」といった疑問がネット上でも頻繁に見受けられますが、結論から言えば、満18歳以上であれば誰でも自由に入館・一般利用が可能です。高校生不可(18歳未満不可)という年齢制限さえクリアしていれば、職業や居住地を問わず門戸が開かれています。 入館にあたって必須となるのが、国立国会図書館の「利用者登録」です。登録手続きは非常に明快で、現地の新館受付カウンターに本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など)を提示すれば、およそ10分前後で磁気カードの「利用者登録証」が無料発行されます。また、事前に自宅から「国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)」を通じてオンライン申請を行っておけば、当日の手続きをさらに短縮できます。 入館ゲートを通過する際は、館内セキュリティー保持のため、規定サイズ(B5サイズ程度)を超える不透明な手荷物やリュックサックは入口備え付けの無料コインロッカーに預けるシステムになっています。筆記用具、貴重品、PCやタブレット類は、備え付けの透明な専用ビニールバッグに入れて持ち込むルールです。 では、そもそもなぜこれほど巨大な施設が、首都・東京ではなく京都府相楽郡精華町に設立されたのでしょうか。公式の記録や設立当時の国会審議資料を紐解くと、そこには2つの決定的な理由が存在します。 第1の理由は、東京本館における資料収蔵能力の物理的限界です。国内で発行されるすべての出版物を収集・保存する義務を負う国立国会図書館では、年間数十万点規模で蔵書が増加し続けており、永田町の書庫はいずれパンクすることが確実視されていました。 第2の理由は、大規模災害に備えた危機管理とリスク分散です。首都直下型地震をはじめとする大災害が発生した際、日本の知の記録が一瞬で失われる事態を避けるため、地盤が強固で災害リスクが比較的低い関西エリアにバックアップ拠点を構築する必要がありました。新関西開発や文化振興を掲げて造成された「けいはんな学術研究都市」のシンボルプロジェクトとして、2002年10月に精華町での開館に至ったのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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