路面で光る謎の突起の正体とは?事故を防ぐ驚異のハイテク全貌
路面で光る謎の突起の正体とは?事故を防ぐ驚異のハイテク全貌とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
日本の道路に設置される鋲は、世界でも有数の過酷な試練をクリアしなければならない。その品質を担保するのが、JIS規格(日本産業規格 JIS D 1060 道路鋲基準)である。この公的規格では、耐荷重量として実に数十キロニュートン(数トン単位)の鉛直荷重に耐え、耐磨耗性、耐水性、塩水噴霧試験をパスすることが厳格に義務付けられている。過積載の大型車が繰り返し乗り上げても粉砕せず、真夏の熱せられたアスファルトや真冬の凍結路面でも剥離しない耐久性が、徹底した試験によって保証されているのだ。
近年、山間部の急カーブや高速道路の合流部で急速に配備が進んでいるのが、ソーラー自発光式LED道路鋲だ。他車のヘッドライトを反射するだけの受動型とは異なり、日中に微弱な太陽光を高効率ソーラーセルで内蔵蓄電素子(リチウムイオンキャパシタ等)にチャージ。日没を光センサーが感知すると、自ら高輝度LEDを点滅発光させる。ヘッドライトが届かない数百メートル手前からカーブの曲率を浮き彫りにするその光は、霧の深い阿蘇や箱根、風雪吹きすさぶ北国の峠道において、何物にも代えがたい救命ロープとなっている。