期限切れの薬を飲むとどうなる?薬剤師が明かす健康リスクと廃棄法
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薬の有効期限とは、単に「効果が薄れる目安」ではない。製薬会社が厳格な安定性試験を行い、有効性と安全性を100%担保できる期間を指している。期限を超過した薬剤内部では、有効成分の分解が進むだけでなく、有害な分解生成物が生じることがある。
「見た目が変わっていないから大丈夫」という思い込みは極めて危険だ。現場の薬剤師が特に警戒を促すのは、抗生物質や解熱鎮痛薬の劣化である。例えば、分解によって変質した成分が胃粘膜を急激に刺激して重度の胃潰瘍を引き起こしたり、肝臓や腎臓に過度な代謝負荷をかけて機能障害を招いたりする事例は少なくない。さらに、期待される薬効が得られないことで感染症が悪化し、耐性菌を生み出す二次被害すら招きかねないのが現実だ。