ファミーイン幕張閉館の真相と跡地の現在|愛された名宿の全記録

ファミーイン幕張閉館の真相と跡地の現在|愛された名宿の全記録に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

多くのビジネスホテルがしのぎを削る千葉市花見川区幕張本郷において、同館がこれほどまでに熱烈なファンを獲得していた理由は、大手チェーンには真似できない「現場主義の利便性」にありました。当時の宿泊予約サイト(じゃらんnetや楽天トラベル)の口コミスコアを検証すると、設備面での経年劣化を指摘する声がありつつも、サービスとコストパフォーマンスに対する評価は群を抜いていました。

特に絶賛されていた3大要素が、「ファミーイン幕張の大浴場とサウナ」「無料送迎シャトルバス」「40台分の先着順無料駐車場」です。

幕張メッセの大規模ホールを一日中歩き回り、足腰を酷使したイベント参加者やビジネスパーソンにとって、最上階から幕張の街並みを眺めながら足を伸ばせる大浴場の存在は、何物にも代えがたい癒やしでした。サウナ愛好家(サウナー)からも「水風呂の温度管理が絶妙で、遠征先でしっかりととのえる貴重な隠れ家」として高く評価されていました。

また、ファミーイン幕張の朝食バイキングも名物のひとつでした。豪華絢爛なホテルビュッフェとは趣が異なり、手作りの和惣菜や焼きたてのパン、炊き立てのご飯、熱々の味噌汁といった「家庭的な温もりを感じさせる朝餉」が提供され、朝から戦場に向かう遠征組の胃袋を力強く支えていたのです。

さらに、毎朝運行されていた幕張メッセ直行のシャトルバスは、朝の混雑する路線バス(幕張本郷駅から海浜幕張駅を結ぶ連節バス)の長蛇の列を完全に回避できる特権として、リピーターの間で「これに乗るためにファミーインを選ぶ」とまで言わしめるキラーコンテンツとなっていました。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest