なぜ目が勝手に揺れる?眼振動画で徹底解説!危険な脳梗塞の見分け方

なぜ目が勝手に揺れる?眼振動画で徹底解説!危険な脳梗塞の見分け方の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

眼振を伴う激しいめまいに襲われた際、最も重要なトリアージ(選別)は「末梢性(耳の異常)」か「中枢性(脳の異常)」かの鑑別です。日本めまい平衡医学会などの臨床指針が示す通り、両者には眼球の動きの方向、持続時間、そして随伴する症状に決定的な相違点が存在します。 決定的な見分け方の筆頭に挙げられるのが眼振の方向です。三半規管など内耳の障害によって引き起こされる末梢性眼振は、主に水平方向、あるいは回旋(時計回り・反時計回り)が混ざった動きを示します。これに対して、上下方向に揺れる「垂直眼振」は耳の病気では原則として出現しません。垂直眼振は中枢神経系、とりわけ脳幹の第四脳室底や小脳の障害によって生じる極めて危険なシグナルです。 また、「固視抑制(こしよくせい)」が効くかどうかも医師が重視するポイントです。末梢性のめまいであれば、患者に指先など一点をじっと見つめさせると眼振は弱まるか消失します。しかし、小脳や脳幹に梗塞や出血がある中枢性めまいの場合、目標物を凝視させても眼振は止まらず、かえって激しくなることすらあります。

項目末梢性眼振(耳鼻科系疾患)中枢性眼振(脳血管・小脳疾患)編集部の見解・臨床評価眼振の主な方向水平性、回旋混合性(方向は一定)純粋な垂直性(下向き・上向き)、方向交代性垂直眼振が確認された場合は一刻を争う救急案件持続時間と変化数十秒〜数分で減衰(BPPVなど)頭位を変えなくても持続・反復する時間が経っても治まらない揺れは脳の警告固視抑制の有無あり(一点を注視すると眼振が減弱)なし、または増強(注視しても止まらない)専門医がフレンツェル眼鏡等で確認する重要所見めまいの自覚症状激烈な回転性(激しい嘔吐を伴う)浮動性(ふわふわする)、時に回転性めまい自体の強さと命の危険度は必ずしも比例しない代表的な疾患例良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病小脳梗塞、脳幹出血、椎骨脳底動脈解離CTやMRIによる迅速な画像診断が必須
清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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