なぜ目が勝手に揺れる?眼振動画で徹底解説!危険な脳梗塞の見分け方
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眼振を伴う激しいめまいに襲われた際、最も重要なトリアージ(選別)は「末梢性(耳の異常)」か「中枢性(脳の異常)」かの鑑別です。日本めまい平衡医学会などの臨床指針が示す通り、両者には眼球の動きの方向、持続時間、そして随伴する症状に決定的な相違点が存在します。 決定的な見分け方の筆頭に挙げられるのが眼振の方向です。三半規管など内耳の障害によって引き起こされる末梢性眼振は、主に水平方向、あるいは回旋(時計回り・反時計回り)が混ざった動きを示します。これに対して、上下方向に揺れる「垂直眼振」は耳の病気では原則として出現しません。垂直眼振は中枢神経系、とりわけ脳幹の第四脳室底や小脳の障害によって生じる極めて危険なシグナルです。 また、「固視抑制(こしよくせい)」が効くかどうかも医師が重視するポイントです。末梢性のめまいであれば、患者に指先など一点をじっと見つめさせると眼振は弱まるか消失します。しかし、小脳や脳幹に梗塞や出血がある中枢性めまいの場合、目標物を凝視させても眼振は止まらず、かえって激しくなることすらあります。