長谷川町子の波乱の生涯|結婚しなかった真相と遺産騒動の全貌
長谷川町子の波乱の生涯|結婚しなかった真相と遺産騒動の全貌を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを凝縮して配信します。
長谷川町子の人生を語る上で欠かせないのが、父の早逝によって結束を固めた「女ばかりの家族」の存在です。家族構成は、母・貞子を中心に、長女・毬子、次女・町子、三女・洋子の4人。この結束力が、当時の男性中心社会において類を見ない大事業を成し遂げます。
それが、長谷川家の三姉妹によって1946年に設立された出版社「姉妹社」です。大手出版社に頼らず、自分たちの手で単行本を印刷・製本・流通・販売まですべて手掛けるという、極めて前衛的なインディペンデント体制を敷きました。
長女の毬子が経営と実務を取り仕切り、町子がひたすら原稿を描き、洋子がそれを手伝う。さらに母の貞子が精神的支柱として君臨する――その姿はまさに運命共同体でした。姉妹社から刊行された『サザエさん』の単行本は累計発行部数数千万部という空前の大ベストセラーを記録し、長谷川家は経済的にも圧倒的な成功を収めることになります。