チルド室とは?冷蔵室との違いや入れてはいけない食品を徹底解説

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なぜ生鮮食品は冷蔵室ではなくチルド室に入れるべきなのか。最大の理由はチルド保存のメリットである「ドリップ(旨味成分を含む水分)の抑制」と「菌の増殖抑制」にあります。

精肉や鮮魚を冷凍庫へ入れると、水分が大きな氷結晶となり細胞壁を突き破ります。解凍時に肉汁が皿いっぱいに流れ出てパサつくのはこのためです。一方、チルド室では細胞が傷つかないため、加熱後もジューシーな旨味と弾力がそのまま残ります。肉や魚の賞味期限に関しても、冷蔵室保存では2日が限度とされる牛豚のひき肉や刺身が、チルド室であれば実質的に翌々日まで高い生鮮度を維持できます(消費期限の表示確認は原則必須)。

農畜産食品の保存試験データによれば、一般的な好冷細菌の繁殖速度は5℃の冷蔵環境に比べ、1℃前後のチルド環境下ではおよそ半分以下に抑制されます。わずか数度の差が、食品の酸化や変色を食い止める防壁となっているのです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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