旧近衛邸の全貌と歴史の真相|京都・西尾・東京の遺構を徹底解剖
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愛知県西尾市錦城町に位置する西尾市歴史公園内の旧近衛邸は、公家屋敷の優雅な数寄屋建築を間近で体感できる極めて貴重な文化遺産です。1995年(平成7年)に移築復元されたこの建物は、書院と茶室から構成され、天保年間の書院造の趣を残しながらも、軽妙洒脱な数寄屋の意匠が随所に散りばめられています。
旧近衛邸の見どころとして筆頭に挙げられるのが、数寄屋風書院「御対面所」からの景観です。縁側に腰を下ろすと、六角形の椿の井戸や手水鉢、四季折々の植栽が配置された優美な枯山水庭園が視界いっぱいに広がります。柱や梁の面取り、天井の竿縁の細工、細やかな障子の桟など、贅を尽くしながらも嫌味のない格式高い空間美は圧巻です。
この歴史空間で外せないのが、全国有数の抹茶生産量を誇る西尾ならではの「旧近衛邸お抹茶サービス」です。入館自体は無料ですが、書院内の座敷にて季節の上生菓子と点てたての抹茶セット(450円・税込)をいただくことができます。静寂に包まれた庭園を眺めながら味わう濃厚で芳醇な抹茶体験は、一般の観光カフェでは決して味わえない至高のひとときを提供してくれます。