犬に炭酸水は危険?飲ませてはいけない理由と誤飲時の対処法
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炭酸水を飲むことで最も警戒すべき急性疾患が、胃拡張・胃捻転症候群(GDV: Gastric Dilatation-Volvulus)です。胃がガスや液体で異常に膨らみ(胃拡張)、さらにその重みと動きによって胃がねじれてしまう(胃捻転)病態を指します。
胃が捻転すると周囲の主要血管が圧迫されて全身の血流が遮断され、短時間でショック状態に陥ります。発症から適切な処置を行わなかった場合、発症後数時間で死に至るケースも珍しくない緊急疾患です。一般的に大型犬や胸の深い犬種(ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール、ドーベルマン、グレート・デンなど)に好発すると知られていますが、炭酸ガスによる急激な胃内圧上昇は、中型犬や小型犬であっても胃拡張の直接のトリガーとなり得ます。
項目詳細・臨床データ一般的な基準・平常時獣医療現場の見解・危険度評価胃拡張・胃捻転(GDV)の致死率未治療時:ほぼ100%
緊急手術時:15〜30%程度正常な胃内圧(平常値)極めて危険(最優先救急)
炭酸ガスによる胃膨張は物理的誘因になるため絶対回避が必要炭酸水のpH値(酸性度)pH 4.5〜5.5(弱酸性)犬の飲用水基準:pH 6.5〜7.5(中性)注意
継続的な酸性水の摂取は口腔内環境や胃粘膜への負担を招く硬水炭酸水のミネラル濃度硬度300〜1500mg/L(高硬度)推奨軟水:硬度50mg/L以下中リスク
マグネシウム・カルシウム過多により尿路結石発症リスクが急上昇加糖・フレーバー炭酸の有害成分キシリトール、カフェイン、香料、果糖ぶどう糖液糖摂取不可(中毒物質)即時中毒死リスクあり
微量のキシリトールでも急性肝不全・低血糖発作を誘発