鈴木雅之と田代まさし交錯の半世紀、盟友が胸に秘めた覚悟と真実
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1970年代半ば、東京の下町。米軍基地のラジオから流れるブラックミュージックに熱狂した若者たちがいた。鈴木雅之を中心に、田代まさし、佐藤善雄、桑野信義らが集い結成されたのが「シャネルズ」だ。彼らが選んだのは、当時としては異例極まりないドゥーワップというスタイル。顔を黒く塗り、揃いのタキシードに身を包んだ彼らの姿は、瞬く間にストリートの話題をさらった。
1980年、ソニー・ミュージックエンタテインメント(当時EPIC・ソニー)からリリースされたデビューシングル『ランナウェイ』は、まさに事件だった。鈴木の圧倒的なヴォーカル力と、田代が醸し出す軽妙な色気、そして絶妙なコーラスワーク。ミリオンセラーを記録したこの一曲で、彼らは一躍スターダムへと駆け上がる。日本の音楽業界において、黒人音楽のグルーヴをこれほどポップに昇華させたグループは他に存在しなかった。