ブーランジェリースドウ予約数か月待ちの真相と松陰神社前行列の全貌
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なぜ、ブーランジェリースドウのパンはここまで人々を惹きつけてやまないのか。その根源を知るには、オーナーシェフである須藤秀男氏の経歴を振り返る必要があります。須藤氏のキャリアは、日本のベーカリー界における王道でありながら、常に挑戦の連続でした。
須藤シェフは、世界最高峰のフレンチとして名高い「タイユバン・ロブション(現ジョエル・ロブション)」のベーカリー部門で腕を磨き、名門ホテルや人気ブーランジェリーのシェフブーランジェを歴任。パンの国際大会であるモンディアル・デュ・パンの日本代表選考でもその卓越した技巧を知らしめるなど、職人としての腕前は業界内でも群を抜いています。2009年に妻の育子氏とともに松陰神社前に同店を構えて以来、二人が貫いてきたのは「ベーカリーとパティスリーの完全なる調和」です。
パン生地の骨格を司る須藤秀男シェフの圧倒的な製パン理論に対し、具材の炊き上げやフルーツのカッティング、クリームの乳化を統括するのがパティシエールである育子氏の感性。この二つの才能が高密度で融合しているからこそ、単なる「町のパン屋さん」の域を遥かに凌駕し、ミシュラン星付きレストランのデセールに匹敵する完成度を誇るパンが生み出されているのです。