竹取物語・庫持皇子の嘘と結末を暴く!モデル藤原不比等と偽装の真相

竹取物語・庫持皇子の嘘と結末を暴く!モデル藤原不比等と偽装の真相の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

かぐや姫の美貌を聞きつけ、夜な夜な竹取の翁の屋敷を取り囲んだ求婚者5人(貴公子たち)。彼女は彼らを退けるため、それぞれに現実には手に入らない伝説の宝物を要求しました。庫持皇子に課されたのは、東の海上にあるという仙人の島・蓬莱山に生える、銀の根、金の幹、白玉の実をつける「蓬莱の玉の枝」でした。

この無理難題に対し、庫持皇子の性格と人物像は「極めて心ばせ(才知)ありて、謀略に長けた現実主義者」として描かれます。最初から命懸けで未知の海へ漕ぎ出す気など微塵もありませんでした。皇子は周囲に「筑紫へ湯治に行く」と偽り、難波の港から華々しく船出するパフォーマンスを披露します。しかし、それは大がかりなアリバイ作りに過ぎませんでした。

皇子は人目を避けて3日後に密かに引き返し、あらかじめ手配していた鍛冶工(かじこう)の最高峰職人6人を招集。山奥に人知れず構えた工房に彼らを軟禁し、3重の囲いを設けた厳重な警戒態勢の中で玉の枝の偽造を命じました。費やした期間は実に千余日(約3年)。銀を伸ばし、金を削り、宝石を象嵌した工芸品は、本物の神宝と見紛うばかりの出来栄えに仕上がったのです。

完成を見届けると、皇子は再び難波へ密かに移動し、まるで何千海里もの波涛を越えて生還したかのように装いました。過酷な航海を演出するため、身なりをやつし、塩風に焼けた旅装束をまとい、竹取の屋敷へと乗り込んだのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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