ランニング時の膝や足裏の痛みはなぜ?オーバープロネーションの真相

ランニング時の膝や足裏の痛みはなぜ?オーバープロネーションの真相に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

シューズの変更と並行して現場で導入されるのが、サポート系インソールとキネシオロジーテーピングです。ランニングコミュニティや専門外来の利用者の間では、その劇的な即効性を称賛する声がある一方、「痛みが変わらないどころか別の部位が痛くなった」という不満も散見されます。この評価の二極化には明確な理由が存在します。

市販インソールとカスタムインソールの評判

「スーパーフィート(SUPERfeet)」や「バウアーファインド(Bauerfeind)」などの高機能インソールは、かかとの骨(踵骨)格を直立に保つヒールカップの深さに強みがあり、内側アーチの過剰な落ち込みを物理的にブロックします。愛用者からは「10kmを超えたあたりで必ず出ていた膝の内側の痛みが消えた」「翌朝の足裏のこわばりが大幅に減った」という高い評価が寄せられています。

しかし、ネット上の評判でネガティブな意見が上がる主因は、「土踏まずのアーチ部分だけを単に高く盛り上げた安価なインソール」を選んでしまっている点にあります。過回内の本質は「かかとの傾き」であり、土踏まずを下から無理矢理突き上げるような形状のパッドを使用すると、足底腱膜を直接圧迫してかえって足底腱膜炎を重篤化させる危険があります。

テーピングによる急性期の応急処置

レース本番や週末のロング走を控えた局面において、内側縦アーチを釣り上げるテーピングは極めて実効性の高いアプローチです。幅50mmのキネシオロジーテープを用い、足裏外側から土踏まずを通過して内くるぶしの前方を通るように脛骨の内側へ引き上げる「アーチリフトテープ」は、後脛骨筋の働きを物理的に補助し、着地時の回内スピードを鈍化させます。

ただし、現場の理学療法士が警鐘を鳴らすように、テーピングはあくまで「痛覚の閾値を上げ、衝撃を逃すための対症療法」に過ぎません。テープの張力に頼り続けると、本来使われるべき自己の支持筋肉群が休眠し、テーピングを外した途端に再発を繰り返す悪循環に陥る点には留意が必要です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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