なす栽培の剪定でなぜ収穫量に大差?秋まで途切れないプロの3本仕立て
なす栽培の剪定でなぜ収穫量に大差?秋まで途切れないプロの3本仕立てとはどんな影響があるのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。
限られた土量で育てるプランター栽培では、露地栽培以上に緻密な剪定と肥培管理が求められます。プランター(目安:容量25L以上、深さ30cm以上)で栽培する場合、根の張れるスペースに限界があるため、枝数を抑えた「2本仕立て」で栽培するのが最も失敗を防ぎやすい手法です。
プランターにおける更新剪定では、露地のようにスコップを深く差し込んで根を切ると、根鉢全体が崩れて株が致命的なダメージを受ける危険があります。そのため、根切りはプランターの縁に沿って軽く細根を数カ所スコップで断ち切る程度に留め、古い土の表面を数センチ取り除いて新しい培養土と有機肥料を補充する「増し土」で代替するのが安全です。
ナスは「肥料食い・水食い」の代表格です。剪定とセットで行う追肥は、植え付け2〜3週間後から2週間に1回のペースで規定量の化成肥料(8-8-8など)を継続投与します。真夏に葉の色が薄くなったり、花の中心にある雌しべが短くなってきたら明らかな肥料不足・水分不足のサインです。水やりは朝夕の涼しい時間帯に底穴から流れ出るまでたっぷりと与え、剪定で減らした葉の蒸散バランスを補いましょう。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
夏の剪定戦略を選択する際は、自身の環境と目的に応じた見極めが肝要です。
- 更新剪定を行うべき人:関東以西の温暖地で露地栽培を行っており、真夏の暑さで株が疲れ果てている人、9〜10月に皮が柔らかく甘みの強い「極上の秋ナス」を集中して収穫したい人。
- 更新剪定を控える(軽めの整枝に留める)べき人:寒冷地在住の人、ベランダの小さな鉢で育てている人、8月中も毎日の食卓で途切れず収穫を味わいたい人。