夢のクリーン電源に死角?核融合発電の実用化を阻む致命的欠点
夢のクリーン電源に死角?核融合発電の実用化を阻む致命的欠点についての真相を徹底解説します。
核融合の主流である重水素・三重水素(D-T)反応には、燃料としてトリチウム(三重水素)が不可欠だ。問題は、このトリチウムが地球上にほとんど自然存在しない点にある。
現在、商業的に利用可能なトリチウムは重水炉(CANDU炉など)の副産物に依存しているが、これら旧型炉の閉鎖に伴い供給量は今後急速に落ち込む。米国の国立点火施設(NIF)がエネルギー増倍を記録した実験でさえ、莫大な燃料インフラの課題を解決したわけではない。自前のブランケットでトリチウムを「増殖」させる技術は机上の計算通りに動くのか。実証できていない理論に、産業全体の命運が乗っかっている。