プロ直伝!イラストの影の付け方で立体感とクオリティが劇的に変わります

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影を描き始める前に、キャンバスの余白に必ず小さな矢印や球体を描き、「メイン光源(キーライト)」のポジションを確定させる必要があります。プロのイラスト制作現場では、この作業を「光の設計」と呼び、画面のドラマ性を決める根幹として扱います。

人物イラストにおいて最も安定感をもたらすのは、「斜め上45度」からの前方光源です。真上からの光(トップライト)は陰影が強すぎて不気味な印象を与えやすく、真正面からの光(フラットライト)は立体感を削ぎ落としてしまいます。斜め45度から照射される光は、鼻の下、顎の下、鎖骨のくぼみ、衣服の重なりに適度な落ち影を作り出し、キャラクターの顔立ちを最も自然に美しく引き立てます。

光源を決めたら、次に「落ち影のアタリ」を大まかな幾何学立体(球・円柱・円錐・直方体)に見立てて配置します。人体を複雑な有機体としてそのまま捉えようとすると影の形を見失いますが、頭部を「球体」、首や腕を「円柱」、胴体を「直方体」として単純化すれば、光の当たる面と陰になる面の境界(ターミネーター/明暗境界線)が明快に導き出せます。

光源の種類照射角度・特徴もたらす視覚効果編集部の推奨シチュエーション斜め上45度(標準光)キャラクターの前方斜め上から照射適度な陰影と落ち影が生まれ、最も自然な立体感を形成立ち絵、ポートレート、一般的な日常シーン全般逆光(バックライト)キャラクターの背後から照射前面が大胆に暗がりとなり、輪郭のエッジライトが際立つ夕暮れ、エモーショナルな演出、緊迫したドラマシーン下からの光(フットライト)足元や胸元の下部から照射通常の自然光と逆転した影が生じ、異様さや威圧感を強調ホラー演出、魔法の発動、ダークな世界観の表現環境光重視(アンビエント)空や周囲の壁面からの反射光が主体強い落ち影を作らず、柔らかい陰の階調で空間を満たす曇天、室内、淡いタッチのノスタルジックなイラスト
山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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