Where Are You Going返答術|場所を答えるだけはNg

話題沸騰中の Where Are You Going返答術|場所を答えるだけはNgについて、詳しいまとめを整理して公開しています。

ネット上の簡易的な解説記事では見落とされがちですが、「Where are you going?」には空間的な移動以外の比喩的スラングや慣用句としての用法も存在します。典型例が、議論や会議の途中で相手から投げかけられる「Where are you going with this?」というフレーズです。

この表現は「物理的にどこへ行くのか」を問うているのではなく、「その話、結局どこに着地させようとしているの?(何が言いたいの?)」という文脈の着地点を指します。もし企画会議で持論を展開している最中にこう尋ねられた場合、行き先を答えてしまうと致命的なコミュニケーション不全を引き起こします。

また、文化人類学者エドワード・T・ホールの「高文脈文化(ハイコンテクスト)」と「低文脈文化(ローコンテクスト)」の理論からも、この問いをめぐる日本人の葛藤が説明できます。日本人は相手の意図を深読みしすぎるあまり、「なぜプライベートな行き先を聞いてくるのか?」と心理的バウンダリー(個人の境界線)を侵害されたように感じ、防衛的になりがちです。

しかし、低文脈文化を基盤とする英語圏では、前述の通り「ただの挨拶」であることが大半です。相手はあなたのプライバシーを暴こうとしているわけではありません。「Just grabbing some fresh air(ちょっと外の空気を吸いにね)」と軽やかに返すだけで、互いの境界線を侵害することなく、良好な関係性を維持できます。

【プロの結論】シチュエーション別の使い分け判断基準

コミュニケーションにおいて、どのようなスタンスで返答を組み立てるべきか。相手との関係性と文脈に基づく明確な判断基準を以下に示します。

【詳細を話すべき対象・シチュエーション】
・海外旅行中の入国審査官、警察官、タクシー運転手などのオフィシャルな確認
・プロジェクトの進捗管理に関わる直属の上司への業務報告
・これから行動を共にする友人やパートナーとの合流時

【曖昧に流し、動詞や気配りで返すべき対象・シチュエーション】
・すれ違いざまに声をかけてきた同僚やクラスメイト
・ホステルのロビーやカフェで居合わせた旅人同士の雑談
・プライベートの用事で一時的に外出する際のオフィス内のやり取り

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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