百人一首「咲くやこの花」なぜ札にない?序歌の歴史と真相を徹底解明

百人一首「咲くやこの花」なぜ札にない?序歌の歴史と真相を徹底解明の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

Q1:「咲くやこの花」の「この花」は、なぜ桜ではなく梅なのですか?
A1:奈良時代以前の古代日本においては、中国文化の影響を強く受けていたことから「花」といえば渡来植物の「白梅」を指すのが雅(みやび)とされていました。桜が日本の代表的な花として定着するのは平安時代以降のことです。また、春の到来を告げる花としての象徴性からも梅が選ばれています。

Q2:競技かるたではなぜ序歌の下の句を2回繰り返して詠むのですか?
A2:競技かるたの試合では、すべての札において「前の歌の下の句」が詠まれた後に「次の歌の上の句」が詠まれるルールになっています。そのため、1枚目の札を取る際のリズムや呼吸を本番と完全に一致させるため、序歌でも下の句を2回詠んで助走をつけるルール(序唱)が確立されました。

Q3:公式大会の序歌には「難波津の歌」以外の歌が使われることはありますか?
A3:全日本かるた協会の公式規定では、原則として「難波津の歌」が定められています。ただし、地域ごとの大会や歴史的な流派の催事によっては、同じく古代の著名な手習い歌である「浅香山(あさかやま)の歌」(浅香山 影さへ見ゆる 山の井の 浅き心を わが思はなくに)が序歌として用いられるケースも稀に存在します。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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