鉛蓄電池の仕組みを徹底解説!Ev時代でも車載バッテリーの主役を張る理由

話題沸騰中の 鉛蓄電池の仕組みを徹底解説!Ev時代でも車載バッテリーの主役を張る理由について、詳しいまとめをご紹介しています。

走行用モーターを動かす大容量バッテリーに高価なリチウムイオン電池が搭載されているEVでも、車両の「命綱」となる12V補機バッテリーには、今もなお鉛蓄電池が指定席を確保しています。これには、先端テクノロジーをもってしても容易に代替できない3つの決定的理由が存在します。

第1に、氷点下の極限環境でも発揮される圧倒的な信頼性です。
リチウムイオン電池は0℃を下回る極低温環境で内部抵抗が跳ね上がり、充放電性能が急激に悪化します。一方、鉛蓄電池はマイナス20℃〜30℃の極寒地であっても大電流を瞬時に流すことが可能です。厳冬期の始動時や、緊急ブレーキ、ステアリングアシストといった安全機能のバックアップ電源として、過酷な温度変化に耐えうる実績は何物にも代えがたい強みです。

第2に、高度な電子制御を必要としない本質的な安全性です。
リチウムイオン電池は過充電や衝撃によって熱暴走を起こし、発火・爆発するリスクを常に抱えており、厳密なバッテリーマネジメントシステム(BMS)が欠かせません。対照的に鉛蓄電池は電解液が水系(希硫酸)であるため、過酷な使用環境下でも熱暴走による火災事故を起こしにくく、構造的に極めて安全です。

第3に、世界中で確立された循環型サプライチェーンと低コストです。
鉛蓄電池は材料費が安価なだけでなく、製品リサイクル率が98%以上に達しています。使用済みバッテリーの鉛とプラスチックケースはほぼ100%回収され、新品のバッテリーへと再資源化される完全なクローズドループが完成しています。レアメタル争奪戦の影響を受けにくく、安定した価格で供給できる点は、自動車メーカーにとって最大の調達メリットです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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