伝説の鬼才たちを輩出する渋谷の実験室、桑沢が放つ熱狂の真価
伝説の鬼才たちを輩出する渋谷の実験室、桑沢が放つ熱狂の真価の要点を詳しく解説してご紹介します。
桑沢を語るうえで、教壇に立つ講師陣の顔ぶれと、彼らが放つ容赦ない熱量を無視することはできない。所長も務めた世界的アートディレクターの浅葉克己を筆頭に、第一線の現場で火花を散らす現役のクリエイターたちが、週に一度、学生の作品を容赦なく批評する。
講評会は、さながら真剣勝負の道場だ。「なぜこのフォントなのか」「この余白に何の必然性があるのか」。プロの鋭利な問いに、学生は冷や汗を流しながら言葉を絞り出す。お茶を濁した言い訳は一切通用しない。
第一線のプロが多忙なスケジュールの合間を縫って指導に駆けつけるのは、教えるためだけではない。荒削りながらも枠に収まらない学生たちの情熱から、自分自身が創作のエネルギーを奪い返すためでもある。師弟というより、世代を超えた表現者同士のぶつかり合いが、この校舎の空気を常に張り詰めさせている。