現存する城はなぜ12城だけ?国宝五城と重文七城の真相【2026最新】
現存する城はなぜ12城だけ?国宝五城と重文七城の真相【2026最新】の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
城巡りブームが定着する中で、インターネット上や観光ガイドで頻繁に見受けられる代表的な誤解がいくつか存在します。
誤解1:「有名で大きな城=すべて現存天守」という勘違い
大阪城や名古屋城、熊本城といった日本を代表する巨大城郭は、戦災で焼失した後に鉄筋コンクリート構造等で外観復元されたものが中心です。天守の規模が大きいからといって、江戸時代以前の木造建造物であるとは限りません。日本100名城巡りを行う際には、「現存天守」と「復元天守」の構造的区別を理解しておくことが不可欠です。
誤解2:「国宝と重要文化財は優劣の差である」という思い込み
文化財保護法において、重要文化財の中で「世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝」とされるものが国宝に指定されます。しかし、重要文化財7城が劣っているわけではありません。例えば、高知城のように本丸御殿まで現存している例や、備中松山城のように奇跡的な山頂立地を保っている例など、国宝5城に勝るとも劣らない歴史的・環境的価値を有しています。