Wi-FiのAとGの違いとは?速度と障害物で選ぶ最適解をプロが解説

Wi-FiのAとGの違いとは?速度と障害物で選ぶ最適解をプロが解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

「昼食時や夕方に突然Zoom会議から締め出される」「動画がローディング中で止まる」というトラブルの主因は、多くの場合電子レンジによる電波干渉です。この現象はオカルトではなく、電波工学に基づいた純然たる物理現象です。

電子レンジは、食品に含まれる水分子を摩擦させて熱を生み出すため、2.45GHz帯のマイクロ波を約700〜1000Wという巨大な出力で放射しています。Wi-Fiルーターの電波出力(法定上限はわずか10mW=0.01W)とは文字通り桁違いのエネルギーです。電子レンジの筐体にはシールド加工が施されているものの、扉の隙間などから漏洩する微弱な電波ノイズが、同じ2.4GHz帯を使う「G」の通信帯域を完全に覆い隠してしまいます。

さらに、2.4GHz帯は「ISMバンド(産業・科学・医療用周波数帯)」として免許不要で誰でも自由に使える帯域に設定されているため、以下の機器もすべて同じ空間でひしめき合っています。

  • Bluetooth接続のイヤホン・キーボード・マウス
  • コードレス電話の親機・子機間通信
  • 乳幼児の見守り用ワイヤレスカメラ
  • 近隣住居から飛び交う2.4GHzのWi-Fi電波

こうした周囲の電波同士が衝突すると、パケットロス(データの紛失)が発生し、ルーターはデータの再送を繰り返します。これが「急に遅くなる」「繋がらない」と感じる正体です。この問題への最も簡単かつ強力な処方箋は、接続先を電子レンジの影響を一切受けない「A(5GHz)」へ切り替えることに他なりません。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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