街から100円ローソンが消えた真相|閉店の理由と2026年の店舗戦略

街から100円ローソンが消えた真相|閉店の理由と2026年の店舗戦略の特集記事をお届けします。専門的な知識が満載です。

消費者が最も敏感に反応したのが「店頭商品の値上げ」です。かつては店内にあるほぼすべての商品が税抜100円(税込108円)でしたが、2022年以降の原油高、円安に伴う輸入小麦や大豆などの原材料高騰、包装資材や輸送費の上昇が直撃しました。この未曾有のインフレに対し、どのような価格判断が下されたのか、100円ローソン 値上げの真相に迫ります。

流通業界の関係者が明かすところによれば、同社が選択したのは「全品一斉値上げ」ではなく、「100円商品の死守」と「適正価格商品の導入」という明確な二極化アプローチでした。定番の調味料、乾麺、プライベートブランド「VL(Value Line)」の日配品など、生活の土台となる品目については、容量の微調整やパッケージの簡素化といった企業努力によって税抜100円の維持を徹底しました。

一方で、従来の100円均一枠では品質維持が物理的に不可能となったチルド惣菜、精肉、大型スナック菓子などは、150円、200円、300円(税抜)といった複数価格帯へ移行させました。「安かろう悪かろう」で品質を落とすのではなく、適正な価格を設定して内容量と味の満足度を高める道を選んだのです。この柔軟なプライシングへの転換こそが、競合他社が100円業態から脱落する中で、ローソンストア100が事業を継続できている決定的な要因といえます。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest