五七五を脱ぎ捨てる文芸の現在地!自由律俳句が拓く表現の新世界
五七五を脱ぎ捨てる文芸の現在地!自由律俳句が拓く表現の新世界の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
長らく文学史のクラシックとして扱われていた自由律に、現代の光を当てた第一人者がお笑い芸人であり芥川賞作家の又吉直樹だ。彼が自由律俳句に傾倒し、せきしろ氏との共著として刊行した『カキフライが無いなら来なかった』は、文芸界にとどまらず大きな話題を呼んだ。
日常の些細な違和感や、誰もが抱えつつも言語化できなかった「くすっと笑える切なさ」を切り取ったこの作品は、若い世代に「これも俳句なのか」という新鮮な驚きを与えた。古典的な文芸という壁を取り払い、エンターテインメント性と文学性を高度に融合させた功績は極めて大きい。