山形名物ミルクケーキの硬い謎を解明!「食べる牛乳」の魅力と東京店舗
山形名物ミルクケーキの硬い謎を解明!「食べる牛乳」の魅力と東京店舗の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
山形土産の定番として全国的な知名度を誇るのが、山形県東置賜郡高畠町に拠点を構える日本製乳が手がける「おしどりミルクケーキ」です。乳白色の薄い短冊状のスティック菓子で、口に含むと濃厚なミルクの甘みと香りがじわりと広がります。
この菓子の誕生を語るうえで欠かせないのが、大正期から続くミルクケーキ歴史と経緯です。日本製乳は1919年(大正8年)に創業し、日本で最初期に粉乳(粉ミルク)の大量生産を成功させたパイオニア企業でした。当時、生乳から粉乳を精製する製造工程で生じる副産物や練乳を活用し、高い栄養価をそのまま国民の健康維持に役立てられないかという試行錯誤から開発がスタートしました。
昭和初期の1931年(昭和6年)、衛生的な携帯栄養食として商品化されたのが本品の原型です。良質なタンパク質とカルシウム(100gあたり約750mg〜800mg)を豊富に含み、戦前・戦後の物資不足の時代には乳幼児や病弱者の貴重な栄養補給源として重宝されました。時代が平成、令和へと移り変わっても、牛乳由来の生乳と加糖練乳を主原料とする基本製法は頑なに守り続けられており、単なる駄菓子の枠を超えた「滋養菓子」としての誇りが受け継がれています。