原由子『花咲く旅路』の真実|桑田佳祐の名曲が今も心震わす理由
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『花咲く旅路』の持つ普遍性は、国境を容易に越えていきました。もっとも象徴的な出来事が、1992年に香港のトップシンガーである陳慧嫻(プリシラ・チャン / Priscilla Chan)が広東語でカバーした『飄雪(ピウシュッ)』の大ヒットです。
プリシラ・チャンの復帰アルバム『帰来吧』のリードトラックとして発表された『飄雪』は、香港の音楽チャートを席巻しただけでなく、台湾、シンガポール、そして中国本土へと波及。香港ポップス(C-POP / カントポップ)を代表する歴史的クラシックとして、四半世紀以上が経過した現在でも中華圏のカラオケ定番曲として歌い継がれています。
さらに台湾の著名シンガー・高勝美(サモ・ガオ)が北京語で歌った『蝶児蝶児満天飛』をはじめ、複数のアーティストによってカバーされた結果、中華圏では「日本発の楽曲と知らず、自国のスタンダードナンバーとして親しんでいる」という若者リスナーが多数存在するほど、深く人々の生活に根付いています。